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随所で参考にさせていただいている高野氏の『つげ義春を旅する』の表紙。巻末のつげ氏との「調布談義」もたいへん興味深い。以下はその一節。 つげ氏「お寺(深大寺)から少し離れたところに誰も入らない森のようなものがあって、その森でぼんやりしてるのが好きだった。いまそこに中央高速道路ができてしまったけどね」 高野氏によれば、それは深大寺城跡の森で、未制作の「万力のある家」のモチーフになったのではと推測している。 |
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つげ氏「いまもあそこは森のまま残っていますよね。半分は公園になっていますけど。(中略)その近くに女子修道院がありますね」 写真はカルメル会修道院の門。深大寺城跡の森の西側にある。 【2006年5月撮影】 |
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神代水生植物園の入り口。 つげ氏の言う公園はこれのことのようである。深大寺城跡の森はこの植物園の中にある。入園料は無料。 |
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植物園の中の木道。 |
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フリスビーをしたくなるような広場もある。 |
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深大寺城跡の石碑。右手の盛り上がっているところが本丸だったところ。 |
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深大寺城跡の森の中。つげ氏がぼんやりしていた森だろうか。万力のある家もこの辺りにあったのであろうか。50mほど真っ直ぐ進むと森の端に突き当たる。その先に中央自動車道が走っている。 |
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1974年の空撮画像。すでに中央自動車道が完成している。調布−八王子間は1967年に完成したそうだ。 → 画像を拡大表示 |
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拡大画像。 → 画像を拡大表示 |
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調布市深大寺水車館。かつてこのあたりの川にはよくあった水車に関する資料館。ここには中央自動車道が完成する前の1961年と1964年の深大寺周辺の空撮画像が展示されている。入場無料。場所は深大寺通り(深大寺と神代水生植物園の間の道路)の中央付近。 |
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周辺地図。 → 画像を拡大表示 |